自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは7月22日、バス用空調機器子会社のエーベルスペッヒャー・ズュートラクがサウジアラビアとカタールから大型受注を獲得したと発表した。
サウジアラビアの運送会社EARADATおよびカタールの複合企業ナサール・ビン・ハーリドが保有するエボバス(EvoBus)ブランド(ダイムラーグループ)のバス計102台に現地の気候条件に対応した空調機器「AC 644」を供給する。
両国では気温が摂氏50度を超える日も多く、湿度も高い。エーベルスペッヒャー・ズュートラクはこのような高温多湿気候でもバス全体をスムーズに空調できるシステムとして同社製品「AC 136 G3」をベースに特別な送風装置やモーターを装備した「AC 644」を開発した。