独自動車部品大手のシェフラーは7月22日、同国のエアランゲン・ニュルンベルク大学と研究提携したと発表した。デジタル化、生産プロセスの分野で協力する。今回のプログラムは「SHARE at FAU」(Schaeffler Hub for Advanced REsearch at Friedrich-Alexander-Universitaet)と名付けられた。両社はこれまでも共同プロジェクトを実施してきたが、今回の提携により協力関係をさらに強化するとともに、長期的な研究プロジェクトも視野に入れていく。
今回の提携は企業と大学がキャンパス内で協力するコンセプト(カンパニー・オン・キャンパスコンセプト)で、企業側はキャンパス内にスペースを賃貸できるほか、試験設備や実験室などのインフラやそれぞれの研究ネットワークを活用することができる。また、大学側は研究テーマを早期に産業ニーズに関連付けて進めることができる。
シェフラーは2012年末にドイツのカールスルーエ工科大学(KIT)と同様の研究提携協定SHARE am KIT)を締結。ハイブリッド技術や電気駆動システムおよび関連部品など、未来のモビリティ分野に関する研究・開発で協力している。