独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループは3日、ガソリンエンジンに微粒子捕集フィルターを導入すると発表した。これにより微小なスス粒子の排出量を最大90%削減することができる。
VWは2017年から段階的に、燃料直噴エンジンであるTSIエンジンとTFSIエンジンのすべてにフィルターを導入する。まずは2017年に1.4リットルTSIエンジンを搭載するVWの新型「ティグアン」と2.0リットルTFSIエンジンを搭載するアウディ「A5」から導入する。2022年までにVWグループの販売車両の年700万台以上がフィルターを装備することになるという。
なお、VWはディーゼル車の排ガス処理システムに関しては、将来すべてのモデルに最新の選択触媒還元(SCR)システムを搭載する方針を示している。