戸田工業とBASF、北米の正極材事業合弁化に向け協議

戸田工業(広島県広島市)と独化学大手のBASFは9日、米国とカナダでのリチウムイオン電池用正極材事業の合弁化について独占交渉を開始したと発表した。同合弁事業では、NCA(ニッケル系正極材)、NCM(三元系正極材)など、さまざまな正極材料および前駆体を開発・生産する計画。また、BASFが過半数の株式を保有する予定としている。

両社はすでに、日本でBASF戸田バッテリーマテリアルズ合同会社を通して合弁事業の実績があり、北米の合弁事業により世界市場における提携関係をさらに強化する。

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