独ブローゼ、メキシコに新工場建設

独自動車部品大手のブローゼは8月17日、メキシコのケレタロ州に建設する新工場の定礎式を行った。2018年夏から車両への乗り降りが容易になる電子システムを装備した軽量なリアシート構造部品を生産する。新工場の建設は、北米市場における顧客の需要拡大に対応するため。新工場は同社にとってケレタロ地域に建設する3カ所目の工場となる。建設投資は1億5,000万ユーロ以上、約900人の新規雇用を見込んでいる。

ブローゼが2列目および3列目用のシート構造を北米で生産するのは今回が初めて。3列目のシートへの乗車が容易になるようにシートを調整する電子システムも北米で初めて生産する。同システムは、シートの大幅な軽量化にも寄与するという。一部のシート構造には、2列目、3列目のシートの後部座席を素早くたたんでトランクルームを広く活用することができる電子システムを採用している。

ブローゼは1993年にケレタロ・ベニート・フアレスに北米初の工場を開設した。現在、米国、カナダ、メキシコに8拠点を持ち、北米全体で従業員約5,000人を抱えている。ケレタロ・ベニート・フアレス、エルマルケス、プエブラにあるメキシコの工場は現在、1,700人以上を雇用している。