アウディ、米国で信号待ち時間表示サービスを導入へ

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは今年末に米国で交通技術サービス(TTS)の提供を開始する計画だ。信号機と車両を連携し、赤信号で停止中に青信号に変わるまでの待ち時間を計器盤やヘッドアップディスプレーに表示するサービスが可能になる。米国では差し当たり、アウディ・コネクトシステムを装備した「Q7」「A4」「A4オールロード」に同サービスを提供する予定。英自動車専門誌『オートカー』(電子版、8月16日付)が報じた。

アウディのTTSは信号機の制御センターからの情報を受信するため、第4世代(4G)インターネットに接続できる車載ユニットを搭載する必要がある。ただ、TTSの利用に必要な信号機側のインフラが米国の都市でどのくらい普及しているかについてはアウディは明らかにしていないという。

同誌によると、アウディは欧州市場へのTTS投入についてはコメントしていないが、車両側の技術はすでに完成しているため、インフラが整えば欧州でも導入が可能と見られている。また、TTSは将来、VWグループの他のモデルにも採用が広がると予想されている。

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