BMWのリモートパーキング機能付き「7シリーズ」、オーストラリアでも購入可能に

オーストラリアで2016年10月から、リモートパーキング機能のついたBMWの新型「7シリーズ」の購入が可能になった。リモートパーキングは、ドライバーが車から降り、タッチスクリーン付きのディスプレーキーを使って駐車できるシステム。新型「7シリーズ」は2015年12月に発売となったが、オーストラリアの法規制では運転操作の際にドライバーが常に運転席についていなければならないため、当該機能のついた車両を販売できないでいた。

しかし、法規制の改正により、西オーストラリア州以外ではリモートパーキング機能の利用が可能になった。BMWは、リモートパーキングや他の新技術の実用化も視野に入れて、法改正やインフラに関する協議を地方政府と続けていく方針を示している。

なお、既存の新型「7シリーズ」にリモートパーキング機能を後付けすることはできない。また、リモートパーキング機能のついた「7シリーズ」の販売価格は値上げせず、既存の「7シリーズ」と同じ価格に据え置いた。

このほか、新型「7シリーズ」のうち、「740e iパフォーマンス」ではハイブリッドシステムとリモートパーキング機能との調整ができてきないため、リモートパーキング機能を使用することができない。