独自動車部品大手のボッシュは8月25日、ボッシュサービスソリューションズが埼玉県の志木事務所に日本初のサービスセンターを開設すると発表した。2016年末から業務を開始する。最初は緊急通報サービス(eCall)をスタートし、その後、コンシェルジェサービスや、盗難車両追跡、故障時の支援要請コールなども導入していく計画。従業員数は2020年末までに約50人となる見通し。
ボッシュサービスソリューションズはアジア・大平洋地域では9カ国でモビリティサービスを提供している。日本のモビリティサービス市場への参入により、アジア・大平洋地域の事業を拡大するとともに、国際的なネットワークをさらに強化する。ボッシュによると、同社のモビリティサービスを利用している車両は現在、世界で500万台ほどあり、2020年末には1,400万台に拡大すると見込まれている。
ボッシュサービスソリューションズは1985年の設立で、モニタリングやコミュニケーションサービスを提供している。現在は、世界25カ所の拠点に従業員7,000人を抱えており、30を超える言語でサービスを提供している。アジア・大平洋地域には、中国、インド、フィリピン、ベトナムに計6拠点を持っている。