欧州自動車工業会(ACEA)は15日、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の7月と8月の新車販売(登録)台数を発表した。7月は112万4,361台と、前年同月に比べ1.4%減少し、6月まで34カ月連続していた販売増加がストップした。一方、8月は前年同月比10.0%増の81万9,126台となり、再び増加に転じた。1~8月の累計は前年同期比8.1%増の978万7,760台となった。
8月の主要国の販売は、イタリア(20.1%増)とスペイン(14.6%増)が2ケタ増となったほか、ドイツ(8.3%増)、フランス(6.7%増)、英国(3.3%増)も前年同月を上回った。
メーカー別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月比6.9%増の21万2,004台、2位はPSAグループで3.3%増の7万4,635台だった。3位のルノーも14.4%増の7万8,075台と好調だった。
日本勢は、三菱自(15.2%減)が前年同月を下回ったが、ホンダ(23.7%増)、スズキ(18.2%増)、トヨタ・グループ(18.0%増)は2ケタ増、マツダ(3.5%増)、日産(1.8%増)も前年同月を上回った。