米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社であるオペルは、パリ・モーターショーで9月29日、電気自動車「アンペラe」を世界初披露する(プレスデー:9月29~30日、一般公開:10月1日~10月16日)。同モデルは1回のフル充電による航続距離が新欧州ドライビングサイクル(NEDC)で400キロメートル(km)を超える。オペルによると、実際の走行条件でも平均で300km以上を走行できる。
「アンペラe」は、GMがシボレーブランドから発売する電気自動車「ボルト」の姉妹車で、ボルトと同様に容量60キロワット時のリチウムイオン電池を搭載する。GMが韓国のLG化学と共同開発した充電池で、セル数は288セル、10個のバッテリーモジュールで構成されている。「アンペラe」の全長は4.17メートル。充電池を床下に配置し、トランクルーム容量は381リットルを確保した。停止した状態から時速50kmへの加速性能は3.2秒、時速80~120kmへは4.5秒で加速する。航続距離に配慮して、最高速度は150kmに電子制御されている。
オペルは「アンペラe」を来春に発売する予定。