スウェーデンのエンジニアリング会社Semconは、道路の横断時などに歩行者とドライバーがアイコンタクトなどのコミュニケーションを取る行動を自動運転車にも採用する試みに取り組んでいる。
自動運転車のフロント部分にディスプレーを設け、スマイルマークなどを表示する仕組み。視線の動きを計測するアイトラッキングシステムやライダー技術などで、視線や小さな頷きなども確認できるという。
Semconがアンケート調査会社のInizioと実施した調査では、10人に8人の割合で道路を渡る前にドライバーとアイコンタクトを取っていることが分かった。
同社は現在、プロトタイプを開発中で、自動車メーカーやスウェーデンの研究機関Viktoria Swedish ICTと協力し、自動運転車と周辺の交通参加者とのコミュニケーションに関する国際標準を確立する取り組みを進めている。