独高級車大手のBMWは9月30日、第4回サプライヤー・イノベーション賞の受賞企業を発表した。同社が高級車メーカーとしてインディビジュアルモビリティの未来を形成するために必要なカテゴリーとして、「エフィシェントダイナミクス(EfficientDynamics)」「デジタル化(Digitalization)」「持続可能性(Sustainability)」「質(Quality)」に加え、今回初めて「エモーショナル・エクスペリエンス(Emotional experience)」と「生産性(Productivity)」の2カテゴリーを新たに設けた。
クラウス・ドレーガー取締役(調達・サプライヤーネットワーク担当)は9月29日にミュンヘンで催された授賞式で、未来に向けた新技術の重要性を強調するとともに、サプライヤーの出席者に対し、「今後20~30年のモビリティは、持続可能性、接続性(コネクティビティ)、自動運転によって特徴づけられる。この道のりにおいて、イノベーションはこれまで以上に重要な役割を担うだろう。強いエモーショナル・アピールを持つ高級車はあなた方の手にかかっている。我々のサプライヤーと開発パートナーとの緊密な連携によってのみ、我々はイノベーション力を堅持し、さらに強化できる」と述べた。