ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は10日、同国の2016年9月の新車(乗用車・小型商用車)販売が12万5,568台となり、前年同月に比べ10.9%減少したと発表した。1~9月の累計は前年同期比14.4%減の102万932台となった。
自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は、9カ月でようやく100万台を超えるにとどまったとコメントし、低迷が続く新車販売に懸念を示した。残り3カ月の販売見通しについては、「顧客が政府の購入支援策が間もなく終わると考えるかどうかにかかっている」と述べ、大半が間もなく終了すると考えれば、駆け込み需要により短期的に新車需要が若干回復するだろう、との見解を示した。