独コンチネンタル、米レーシングタイヤメーカー買収

独自動車部品大手のコンチネンタルは4日、米子会社を通して米レース用タイヤ大手のフージャー・レーシングタイヤ(米インディアナ州レイクビル)を買収したと発表した。また、フリート管理ソリューションを提供するゾナー・システムズ(米ワシントン州シアトル)の過半数資本を取得したことも明らかにした。いずれも取引価格は公表しないことで合意している。

フージャー・レーシングタイヤは1957年の設立で、これまで個人保有だった。現在の従業員数は500人で、コンチネンタルとは約7年前から提携関係にあり、開発やモータースポーツ関連のプロジェクトで協力してきた実績がある。

ゾナー・システムズは北米市場で民間企業や公共機関の商用車向けにフリート管理ソリューションを提供している。従業員数は330人。コンチネンタルは、今回の取引でゾナー・システムズの約81%の資本を取得した。残り19%強は引き続き、独自動車大手のダイムラーが引き続き保有する。

フージャー・レーシングタイヤとの取引は、10月3日に成立した。ゾナー・システムズへの出資については、カルテル当局の認可が必要であり、2016年第4四半期中頃の手続き完了を見込んでいる。

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