仏フォルシア、米工場の操業開始

仏自動車部品大手のフォルシアは4日、米インディアナ州のコロンバスに建設した新工場の操業を開始した。米排ガス後処理システム大手のカミンズ・エミッション・ソリューションズ向けに商用車用の排ガス制御製品を生産する。新工場は、様々なデジタル技術を採用した生産システムを導入している。建設投資は約5,700万ユーロで、面積は3万7,000平方メートル。従業員数は450人を予定している。

新工場は、フォルシアが工場のデジタル化に取り組むイニシアチブ「マニュファクチャリング4.0」を包括的に実現した初めての工場となり、接続性(コネクティビティ)、自動化、データ処理、ハードウエアなどに様々な最新デジタル技術を採用している。

例えば、◇レーザースキャニングによる検出システム◇人間と協力して作業するコラボレーション・ロボット(コボット)◇データ収集による装置の不具合の予測・防止◇従業員へのペーパーレスのリアルタイム情報提供◇デジタルスクリーン、ノート型パソコン、スマートフォンなどを活用したリアルタイムの連携や通信――などを生産システムに導入している。

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