欧州自動車工業会(ACEA)が14日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の9月の新車販売(登録)台数は145万5,180台となり、前年同月に比べ7.2%増加した。主要5カ国では、イタリア(17.4%増)とスペイン(13.9%増)が2ケタ成長となった。ドイツ(9.4%増)も大幅な伸びを示し、フランス(2.5%)と英国(1.6%増)も前年同月を上回った。1~9月の累計は、前年同期比8.0%増の1,124万3,263台となった。
9月のメーカー別販売は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同月比5.2%増となったが、市場シェアは22.8%と、前年同月の23.2%から縮小している。1~9月の市場シェアは23.8%と前年同期に比べ1.1パーセントポイント減少した。
9月の販売で2ケタ増を確保したメーカーは、ルノー・グループ(18.7%増)、FCAグループ(14.5%増)、BMWグループ(12.3%増)、ダイムラー(18.0%増)、起亜(12.1%増)、ジャガー・ランドローバー(30.8%増)だった。
日本勢は、トヨタ・グループ(7.9%増)、ホンダ(9.2%増)、スズキ(3.8%増)が前年同月を上回った一方、三菱自(8.6%減)、日産(2.2%減)、マツダ(0.2%減)は減少した。