ドイツの電気駆動車購入補助金、利用は低調

ドイツ政府が自動車メーカーと共同で7月初めに開始した電気駆動車(エレクトロモビリティ)の購入補助金制度の利用が低調のもようだ。ドイツ連邦経済・輸出管理庁(BAFA)によると、9月末時点の申請件数は4,451件で、うち純粋な電気自動車は2,650件だった。

この助成プログラムは、ゼロエミッション車である純粋な電気自動車(BEV)と燃料電池車(FCEV)に4,000ユーロ、プラグインハイブリッド車(PHEV)に3,000ユーロを補助するもので、財源は連邦政府と同プログラムに参加する自動車メーカーが折半で負担する。連邦政府は助成金として6億ユーロ(少なくとも30万台分)の予算を確保している。

9月末時点のモデル別の申請件数では、ルノー「ゾエ」が876件で最も多く、BMW「i3」(766件)、アウディ「A3 eトロン」(462件)が続いている。

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