独ダイムラー、EQブランドの初モデルをブレーメン工場で生産

独自動車大手のダイムラーは10月27日、Eモビリティに特化したメルセデス・ベンツの新ブランド「EQ」の最初の量産モデルとなる電気自動車をドイツのブレーメン工場で生産すると発表した。この電気自動車は、9月にパリ・モーターショーで発表した電気自動車のコンセプトカー「ジェネレーションEQ」をベースとしている。「ジェネレーションEQ」はスポーティなSUVクーペで、1回のフル充電で最大500キロメートルを走行することができる。

ブレーメン工場では現在、10モデルを生産しており、「Cクラス」のプラグインハイブリッド車やオフロード車「GLC」も生産している。同工場では、燃料電池車「GLC Fセル」を生産することも決まっている。

ダイムラーは乗用車部門メルセデス・ベンツ・カーズが販売する電気自動車を2025年までに10モデル以上に増やす計画。同計画の実現に向けて生産体制の整備にも着手しており、世界の各市場の需要拡大に迅速に対応できる柔軟な生産体制を構築することを目指している。電気駆動車に搭載する充電池は、子会社ドイッチェ・アキュモーティヴがドイツ東部のカーメンツ工場で生産する。

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