独自動車大手ダイムラーのバン部門メルセデス・ベンツ・バンズはスウェーデンのストックホルムで10月25日、同社初のピックアップトラック「Xクラス」のコンセプトモデルを発表した。「Xクラス」の量産車は2017末から市場投入する計画。同モデルの主力市場は、アルゼンチン、ブラジル、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、欧州としている。
「Xモデル」は、メルセデス・ベンツ・バンズにとっては4番目の新シリーズとなる。ストックホルムでは、「パワフル・アドベンチャー」と「スタイリッシュ・エクスプローラー」の2種類のデザインを公開した。
ダイムラーによると、同社は「Xモデル」の開発により、中型ピックアップで乗用車のような特徴や快適性を求める声が高まっていることに対応した。約20年前にオフロード車で同様の傾向があり、現在はSUVが乗用車として人気を集めている状況に似ている、と説明する。「Xクラス」は5人乗りで、法人顧客と個人顧客の両方のニーズに対応するデザインや快適性を実現したとしている。