仏技術開発コンサルティング大手のアルトランは10月25日、チェコの開発サービス会社SWELLを買収すると発表した。アルトランは10月18日には独自動車部品大手のベンテラー・グループからエンジニアリング事業(ベンテラー・エンジニアリング)を買収すると発表したばかり。アルトランは同社の戦略プラン「アルトラン2020.イグニッション」の中でドイツを優先市場に位置付けており、SWELLとベンテラー・エンジニアリングの買収により、ドイツ事業をさらに強化する。
SWELLは1993年の設立で、欧州の自動車業界向けにエンジニアリングサービスや開発、試験サービスなどを提供している。シュコダ自動車、ロバート・ボッシュ、コンチネンタル、マグナ、ハネウェルなどを顧客に持つ。従業員数は約160人。現在は、チェコのプライベートエクイティ会社ジェネシス・キャピタルが運営するジェネシス・プライベートエクイティファンドIIがSWELLの資本を保有している。
今回の買収取引はカルテル当局の認可を経て年内に完了する見通し。