シュコダ自、プラハにデジタルラボを開設

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は10月24日、新しいデジタル技術やモビリティーサービスの事業モデルの開発に取り組むデジタルラボをプラハに開設したと発表した。2016年末まで試験的に運営し、その後はシュコダの独立した事業ユニットとして活動する予定。

シュコダのベルンハルト・マイヤー社長はデジタルラボの開設について、「デジタル時代に対応するための措置であり、(…)車を中核に据え置きながらも、日々の交通・移動手段をより簡単かつ効率良く、快適、安全にするためのサービスを提供していく」と説明する。

同社はまた、デジタルラボを通して外部の提携パートナーとの新しい協力の方法や形態を模索していく。特に、スピード、順応性、柔軟性などをシュコダの事業構造に取り入れて行きたいとの方針を示している。同ラボは現在、試験フェーズの段階にあり、様々な開発企業と戦略提携し、新しい技術やサービスの開発を進めている。さらに、VWグループのデジタル技術の開発チームとも連携し、経験や情報の交換などを行っていく計画という。

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