アトラスコプコ、独子会社の事業強化

スウェーデンの産業機械大手アトラスコプコは、700万ユーロを投資して傘下の独接着機器メーカーSCAシュッカーの本社施設を拡張する。ドイツ南西部のブレッテンにある本社工場で11月2日、拡張工事の鍬入れ式が行われた。

独業界誌『オートモービルインダストリー』(電子版、11月8日付)によると、今回の工事では、イノベーションセンターや物流センター、オフィス、技術研修施設を拡張する。これにともない従業員も増やす計画。イノベーションセンターでは、接着剤やシール材、断熱・遮音材のアプリケーション用途の開発に加え、将来はパンチリベット接合やねじ留め、溶接などの接合・接着技術を実演デモできるようにする。

SCAは自動車業界向けの売上が約90%を占めている。世界の従業員数は現在約600人。半数以上がブレッテンの本社工場に勤務している。

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