日産、英R&D拠点にV2G対応充電器を設置

日産自動車は4日、英国の研究開発拠点である日産テクニカルセンター・ヨーロッパ(NTCE)に自動車と電力系統との間で電力融通ができるV2G(Vehicle to Grid)システムを導入したと発表した。日産の欧州拠点でのV2G技術の導入は今回が初めて。V2G対応の充電器では、電気自動車を充電するほか、電力の需給安定のため電気自動車に充電した電力を電力網に供給することもできる。

日産はV2G技術の開発で伊電力大手のエネルと提携している。NTCEには、エネルと共同開発したV2G対応の充電器8基を設置した。この充電器はNTCEの全従業員が利用することができる。

日産とエネルは2016年8月に、デンマークの公共事業会社フレデリクスベア・フォースニング(Frederiksberg Forsyning)にV2Gユニット10基を供給した実績がある。フレデリクスベア・フォースニングはV2Gユニットと合わせ、日産の電気商用車「e-NV200」10台を社用車として調達した。

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