英自動車工業会(SMMT)は4日、同国の2016年10月の乗用車新車登録が18万168台となり、前年同月に比べ1.4%増加したと発表した。1~10月の累計は、前年同期比2.5%増の233万663台だった。
10月のカテゴリー別の登録台数では、大口法人が9万6,440台と、前年同月に比べ4.2%増えた一方、個人は1.1%減の7万7,821台だった。小口法人向けも7.8%減少した。
燃料別では、代替燃料車が10月は前年同月比12.4%増の6,025台となり、1~10月の累計でも前年同期比23.3%増の7万5,987台と大きく伸びている。
SMMTのホーズ会長は10月の登録台数について、9月のナンバープレートの切り替えの影響が10月に常に出ると言及し、「ほどほどの増加でも良いニュースだ」とコメントした。英国では3月と9月にナンバープレートが切り替えられるため、両月は1年で最も新車登録が多くなる傾向がある。
■ 純粋な電気自動車、1~10月は11.3%増の8,501台
SMMTによると、1~10月の純粋な電気自動車の登録台数は前年同月比11.3%増の8,501台だった。また、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの低エミッション車を対象とした購入助成制度「プラグインカー・グラント」を利用した乗用車の新車登録台数は、2016年1~10月では前年同期比39.2%増の3万205台に拡大した。2011年1月の制度開始以来では、累計で7万7,810台に達した。