MINI初のプラグインハイブリッド車の概要発表

BMWは2016年10月のプレスリリースでMINI初のプラグインハイブリッド車「MINI クーパーS E カントリーマン オール4」の概要を発表した。同モデルは、3気筒エンジンと同期モーターを搭載し、システム出力で165kW/224PSを引き出す。走行100キロメートル(km)当たりの燃費は平均2.1リットル、走行1km当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は49グラムに抑えた(欧州連合(EU)のプラグインハイブリッド車向けの試験基準)。

電気モーター単独の最高速度は時速125kmで、航続距離は最大40km。四輪駆動を採用しており、例えば、毎日の通勤には電気駆動で走行し、週末にはハイブリッド駆動で長距離走行を楽しむといった使い方が可能で、都市部に住むターゲットグループにとって理想的なモデルであると強調している。

BMWグループの電気駆動システム「eドライブ」の部品を採用しているほか、BMWのプラグインハイブリッド車「アイ・パフォーマンス(i Performance)」の技術も活用した。

走行モードは3種類あり、標準モードの「オート eドライブ(AUTO eDRIVE)」では電気駆動のみで最大時速80キロメートル、「マックスeドライブ(MAX eDRIVE)」モードでは、電気駆動のみで最大時速125キロメートルまで速度を上げることができる。「セーブ・バッテリー(SAVE BATTERY)」モードでは、内燃エンジンのみで走行し、バッテリーの充電量を90%以上に維持する又はスタータージェネレーターで90%以上に引き上げることができる。