英自動車工業会(SMMT)が24日発表した2016年10月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は15万1,795台となり、前年同月に比べ1.0%減少した。これにより、2015年7月から続いていた乗用車生産の増加は連続14カ月でストップした。
10月の乗用車生産のうち、輸出向けは前年同月比1.7%増の12万2,765台で、全体の80.9%を占めた。国内向けは10.9%減の2万9,030台と大幅に減少した。
1~10月の累計は、前年同期比9.2%増の144万4,248台。輸出は11.0%増の112万3,407台。国内向けも3.3%増の32万841台と前年同期を上回っている。
■ 商用車生産は16.5%増、エンジン生産も8.9%増加
10月の商用車生産は、前年同月比16.5%増の9,312台に増えた。輸出向けが86.5%増の7,053台と好調だった。国内向けは46.4%減の2,259台に落ち込んでいる。1~10月の累計は、全体が前年同期比0.9%減の7万8,654台。内訳は、国外向けが12.8%増の4万3,749台、国内向けは14.0%減の3万4,905台だった。
10月のエンジン生産は、前年同月比8.9%増の23万9,086基に拡大した。国内向けが29.1%増の10万8,867基と大幅に伸びた一方、輸出向けは3.7%減の13万219基に低迷した。1~10月の累計は、前年同期比6.4%増の213万6,165基。国内向けが32.6%増の94万6,766基、輸出向けは8.0%減の118万9,399基だった。