GKN、独工場で3Dプリンターによる量産開始

英自動車部品大手GKN傘下の粉末治金メーカーであるGKNシンター・メタルズはこのほど、ドイツ東部のラーデフォルムヴァルト工場で積層造形(AM)装置による自動車部品の量産を開始した。エンジンおよびトランスミッション向けの精密部品を生産する。

同工場では、蘭アディティブ・インダストリーズの工業用金属系3Dプリンター「MetalFAB1」を導入した。同装置を使い、新車用一次部品および交換部品用の小・中型部品を生産する。製品は、大手自動車メーカーや自動車メーカーと取引のあるシステムサプライヤーに供給する。

同工場に導入した「MetalFAB1」は、長さ6.5メートル、幅1.9メートル、高さ2.5メートルの大型設備で、同時に(1バッチで)数百個の部品を生産することができる。例えば、同一部品300個だけでなく、異なる部品300個を同時に生産することができるため、生産効率と柔軟性が大幅に高まる利点がある。

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