ドイツ連邦陸運局(KBA)が12月2日発表した2016年11月の国内乗用車新車登録は、27万6,567台となり、前年同月に比べ1.5%増加した。1~11月の累計は、前年同期比4.6%増の309万5,074台だった。
11月のブランド別登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同月比7.1%減の5万3,820台と低迷している。ドイツ勢では、アウディ(5.9%減)、フォード(5.3%減)も前年同月を下回った。一方、ポルシェは23.7%増の2ケタ増、BMW(7.9%増)、スマート(7.4%増)、メルセデス・ベンツ(6.4%増)、MINI(3.6%増)、オペル(2.0%増)は好調だった。
国外ブランドでは、ジャガー(114.6%増)、アルファロメオ(79.9%増)、セアト(33.3%増)、ボルボ(20.3%増)が大きく販売を伸ばした。
日本勢は、レクサス(50.4%増)、スズキ(28.9%増)が2ケタ増だったほか、スバル(9.6%増)、日産(7.1%増)、三菱自(3.7%増)も前年同月を上回った。マツダ(18.7%減)、ホンダ(11.4%減)、トヨタ(5.8%減)は振るわなかった。
11月の新車登録のうち、ハイブリッド車は4,829台(31.0%増)で、このうちプラグインハイブリッド車は1,418台(10.5%増)だった。電気自動車は1,231台にとどまり、前年同月に比べ10.3%減少した。
■ 11月の輸出は5%増、国内生産は1%増加
独自動車工業会(VDA)によると、11月の輸出台数は40万9,100台となり、前年同月に比べ5%増加した。生産台数は1%増の52万5,100台だった。1~11月の累計では、輸出が前年同期比1%減の410万4,000台、国内生産は前年並みの536万8,200台にとどまった。