スイスの電池メーカー、ルクランシェは11月21日、中国の電池メーカーである浙江南都電源動力とリチウムイオン電池技術の開発・生産で戦略提携すると発表した。浙江南都電源動力はルクランシェからチタン酸リチウム(LTO)系およびグラファイト・ニッケル・マンガン・コバル(G‐NMC)系電池の技術供与を受け、中国の工場で生産する。これにより生産規模が拡大し、コスト競争力も高めることができる。
浙江南都電源動力は、浙江省の杭州工場でLTO系およびG‐NMC系電池を生産する。杭州では2017年に生産能力2.5GWhの新工場を開設する予定。
ルクランシェのヴィルシュテット工場(ドイツ)とイヴェルドン・レ・バン工場(スイス)に杭州工場の生産が加わることで、生産規模が拡大し、コスト競争力の高い製品を供給できるようになる。製品は、定置用電池やマイクログリッド、商業・産業用、輸送機器用の電池など幅広い用途に供給する。