独高級車大手のBMWは2017年にドイツのミュンヘン市内で自動運転車の試験走行を実施する。独日刊紙『南ドイツ新聞』によると、BMW「3シリーズ GT」など40台を投入するもよう。
BMWはこれまで高速道路で自動運転車の試験走行を実施してきた。今回は、歩行者や自転車、対向車、駐車中の車などが存在する複雑な状況で走行試験を行う。運転席には常にドライバーが乗車しており、運転操作をドライバーに切り替えることができる。また、BMWで自動運転技術の開発を担当するクラウス・ビュットナー氏によると、今回の試験は徐行運転ではなく、最高で時速70キロメートルの走行が可能という。
ドイツでは今夏から、BMWの本社のあるミュンヘン、アウディの本社があるインゴルシュタットのほか、ブラウンシュヴァイク、ハンブルク、ドレスデン、デュッセルドルフの6都市で自動運転車の試験走行が可能になった。