独連邦運輸デジタルインフラストラクチャー省(BMVI)は12月13日、バイエルン州の高速道路A9号線に整備したデジタル・テストフィールド・アオトバーン(DTA)に自動運転車やコネクテッドカー向けの特殊な標識を設置すると発表した。同標識は、車両の位置を正確に測定するための基準点の役割を果たすもので、自動運転車やコネクテッドカー以外の車両には意味を持たない。
この新しい標識は、高速道路A9号線とA93号線の合流地点であるホレダウ付近に約2.5キロメートルの間隔で設置される。
ドブリント大臣は同標識の設置について、新しい標識は、最新式センサーと高精度なデジタル地図とともに、道路の完全デジタル化、完全ネットワーク化に向けた基盤となる、とコメントした。
BMVIは2015年9月にDTAを開設した。DTAでは、自動車メーカーや自動車部品メーカー、電気通信会社、IT企業などが自動運転車やコネクテッドカーの最新技術を実証試験することができる。