独軍需・自動車部品大手のラインメタルはこのほど、自動車部門ラインメタル・オートモーティブ傘下の独自動車部品会社ピーアブルクが中国同業の浙江銀輪機械(Zhejiang Yinlun Machinery、以下、銀輪)と合弁会社を設立することで合意したと発表した。中国市場向けに排気再循環(EGR)装置向けのモジュール部品を生産する。
新合弁会社は本社を上海地区に置く。ピーアブルクは新会社に51%を出資する。合弁会社は、崑山市にあるピーアブルク工場からEGRバルブ、銀輪からクーラーを調達し、現地調達した部品のみでモジュールを生産する。合弁会社は2018年に生産を開始する。当初は1ラインで生産し、2018~2020年にかけて生産ラインを増やす予定。従業員数は2020/21年に約100人を見込んでいる。
銀輪は、自動車や建機向けの熱交換器やダイカスト製品、排出ガス低減効果のある部品などを生産している。