VW、Hubjectの共同出資者に

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは12月15日、ドイツの自動車大手や電力会社などが設立したジョイントベンチャーHubjectに共同出資者として参加すると発表した。2017年初めから、設立時の出資者と共同で、電気駆動車の充電インフラの整備やHubjectの国際プロジェクトなどに取り組む

Hubject(本社:ベルリン)は、自動車大手のBMW、ダイムラー、自動車部品大手のボッシュ、電力大手のEnBWとRWE、電機大手のシーメンスの6社が2012年に設立したジョイントベンチャーで、「eローミング・プラットフォーム」と呼ばれるオープン方式の充電プラットフォームを構築している。Hubjectは2013年から、1回の登録で異なる事業者が運営する充電インフラを国内外で利用できるサービス「インターチャージ」を提供している。

VWは昨年6月に発表した2025年までの経営戦略「トゥゲザー‐ストラテジー2025(TOGETHER‐Strategy 2025)」で、2025年までに30車種以上の電気自動車を開発・生産する計画を発表し、電気自動車の販売を強化する方針を明らかにした。Hubjectへの参加により、充電インフラの普及や利便性を高める取り組みに協力し、電気自動車の需要拡大を後押しする。

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