独べバスト、独電子機器メーカーを買収

自動車用ルーフシステムなどを生産する独ベバストは1月1日付けで経営破たんした独電子機器メーカーのシャイト(Schaidt Innovations GmbH & Co. KG)を買収し、グループのメカトロニクス部門に統合した。買収金額は非公開。ラインラント・プファルツ州南部のヴェルト・アム・ラインにあるシャイトの本社工場と約170人の従業員を引き継ぐ。

ベバストはスライドルーフ、パノラマルーフ、空調機器などを生産する老舗メーカーで、BMWやフォルクスワーゲン(VW)グループなどを顧客に持つ。シャイトの買収により、製品の内製化を強化する。統合前からシャイトはべバスト向けにカブリオレ用スライドルーフを製造しており、今後はさらに生産数量を増やすことを計画している。シャイトのラルフ・ボイゼ前CEOとウォルフガング・シェーラー氏(元べバスト・クローバル・ディレクター・コモディティ・マネジメント)がメカトロニクス部門の最高経営責任者に就任した。

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