ノルウェーの首都オスロ市は1月17日から、差し当たり19日まで、ディーゼル車の市内通行を禁止する。気温の低さとほとんど風が吹かない天候により、大気の循環が悪くなり、市内の大気汚染濃度が高まっていることが理由。20日以降は天候が改善する見通しという。
同規制に違反した場合の罰金は1,500ノルウェークローネ(約170ユーロ)となる。
高速道路や市内を通り抜ける幹線道路は規制の対象外となる。また、配送業者やタクシー、救急車など業務用車両も対象外とした。ノルウェーの日刊紙『アフテンポステン(Aftenposten)』によると、オスロにおけるディーゼル車の保有台数(登録車数)は現在、12万2,000台。
オスロ市は、10年前にはディーゼル車の購入を促進していたことから、今回の通行禁止措置に対し、オスロ市民からは批判の声も出ている。