独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは中国の長春で16日、第一汽車(FAW)グループと今後10年の成長計画に関する合意書に署名した。VWとFAWによる合弁会社、一汽大衆(FAW VW)のラインアップ拡充や、新しいセグメントへの参入、電気駆動モデルの現地生産、モビリティサービスとデジタルサービスの合弁会社の設立、金融サービスでの協力などが盛り込まれた。
電気駆動モデルに関しては、今後5年以内に、アウディの電気駆動車である「eトロン」を計5モデル、現地生産する計画。この5モデルには、航続距離が500キロメートルを超える純粋な電気自動車も含まれる。
2017年には、プラグインハイブリッド車では最初の現地生産モデルとなるアウディ「A6 L eトロン」と大型SUVの輸入モデル「Q7 eトロン」の電気駆動車2モデルを中国市場で発売する予定。