独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリア・モーターは1月18日、2016年通期のエンジン生産が192万6,638基、自動車生産は12万2,975台となったと発表した。2015年はエンジン生産が200万基の大台を初めて超えたが、16年は前年を4.7%下回った。自動車生産は23.2%減少した。従業員数は、1万1,631 人(2015年:1万1,411人)に増加した。
アウディ・フンガリアは同国西部のジュールに工場を持つ。エンジンは現在、6機種のガソリンエンジンと5機種のディーゼルエンジンを生産しており、出力は63kW(86PS)~449kW(610PS)のバリエーションがある。
生産内訳は、4気筒エンジン(ガソリンおよびディーゼル)が146万1,618台、5気筒ガソリンエンジンが9,113基、6気筒エンジンは41万8,207基、8および10気筒エンジンは3万7,700基だった。アウディ・フンガリアは、フォルクスワーゲン(VW)・グループの世界約30の生産拠点にエンジンを供給している。
自動車生産の内訳は、「TTクーペ」が2万1,562台、「TTロードスター」は5,324台、「A3セダン」が8万1,060台、「A3カブリオレ」は1万5,029台だった。
アウディ・フンガリアは2018年から、アウディ・グループの電気自動車に搭載する電気モーターを生産する。また、同工場では、アウディ「Q3」の生産に向けて、車体工場を建設している。