独ヘラー、2016/17年上半期は増収増益

独自動車照明・電子部品大手のヘラーが12日発表した2016/17年度上半期(6月―11月)決算の営業利益(EBIT)は2億4,500万ユーロとなり、前年同期から21%拡大した。売上高は前年同期比1.2%増の32億ユーロだった。自動車部門とアフターマーケット部門が好調に推移し、増益に大きく寄与した。

部門別売上高は、自動車部門が24億1,000万ユーロ(0.6%増)、アフターマーケット部門が6億2,900万ユーロ(5.4%増)、スペシャルアプリケーション部門は1億4,600万ユーロ(5%減)。EBITは自動車部門が2億2,700万ユーロ(11.2%増)、アフターマーケット部門が4,200万ユーロ(11.1%増)、スペシャルアプリケーション部門は60万ユーロ(94%減)だった。前年度の工業・空港用照明事業部門の売却、及び農業機械に対する需要低迷がスペシャルアプリケーション部門の減収減益の主因とみられる。

ヘラーは2017年4月にベルネル・ベナーデ氏をアフターマーケット部門、及びスペシャルアプリケーション部門の事業責任者に迎える。ベナーデ氏は現在、独自動車部品大手ボッシュのスイス子会社でパワーツール事業を展開するシンティラ(Scintilla AG)においてパワー・ツール・ビジネスユニット・アクセサリー部門を統括している。

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