欧州自動車工業会(ACEA)が25日発表した2016年12月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における12月の新車販売は21万1,941台となり、前年同月に比べ10.4%増加した。全てのカテゴリーで前年同月を上回った。
国別では、イタリアが97.0%増とほぼ2倍に急伸した。イタリア政府が9月にフリートの買い替えを対象とする助成策を導入したことが大幅な増加の主因。主要国では、スペイン(13.3%増)が2ケタ増、ドイツ(3.4%増)とフランス(2.9%増)も前年同月を上回った。英国は9.7%減と低迷した。
■ 2016年は11.6%増・4年連続で増加
ACEAによると、2016年通期の商用車新車販売は232万4,371台となり、前年に比べ11.6%増加した。販売増加は4年連続となる。
通期では、主要5カ国すべてで増加。イタリア(49.9%増)とスペイン(11.3%増)が2ケタ増と好調だったほか、フランス(8.3%増)、ドイツ(7.0%増)、英国(1.2%増)も前年を上回った。