ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは17日、タイのラヨーンに自動車用排気ガス浄化触媒システムを生産する新工場を開設した。ガソリンおよびディーゼル燃料で走行する小型商用車向けの排気ガス浄化触媒システムを生産し、東南アジアに工場を持つ自動車メーカーに出荷する。新工場の建設により、東南アジア市場における排気ガス浄化触媒システムの急速な需要拡大に対応する。
新工場は、ラヨーン近郊の経済特区にあり、タイに進出している自動車工場に近い利点がある。従業員数は40人超。日本の自動車メーカーには、ユミコアと日本触媒の合弁会社であるユミコア日本触媒が製品を供給する。