仏自動車部品大手のフォルシアは23日、排気ガス制御技術部門「フォルシア・エミッションズ・コントロール・テクノロジーズ」の組織名を「フォルシア・クリーン・モビリティ」に変更すると発表した。これに伴い、今後の成長に向けた新しい事業方針も明らかにした。都市部を中心に大気汚染への対応が重要課題となっており、排ガス規制の厳格化が進んでいることに対応する。
新組織では、◇エネルギー回生システムやリアルタイムのデータモニタリングなどのハイテク技術を活用した、熱エネルギーやハイブリッドシステムの効率改善◇商用車、オフロード車両、船舶・発電も含めた高出力エンジン向けの革新的な技術開発◇複合材料や電池の温度管理を含めた、軽量化に重点を置いた電気駆動車向けの革新的な技術の開発――の3点に重点を置く。
電気駆動車向けの技術や、商用車、高出力エンジン向けの技術など今後の需要拡大が見込まれる分野での技術開発を強化する。