独電線大手のレオニは15日、チューリッヒ工科大学(ETH)のスピンオフ企業である、ソフトウエア開発やシミュレーション、クラウドベースのデータ分析などを得意とするAdaptricity AGを買収したと発表した。
Adaptricityの買収により、レオニはスマートグリッド(次世代送電網)における配電を時間単位で最適化するためのシミュレーション・ソフトウエアなどを開発できるようになる。また、電子、センサー、ソフトウエア、データ解析などの技術開発をさらに強化することで、インテリジェントケーブルシステムや関連サービスを提供できるようになる。
レオニは独ニュルンベルクに本社を置くケーブル大手で、世界32カ国に拠点と従業員約7万9,000人を持つ。2016年の売上高は約44億ユーロ。今年で創業100年を迎える。