独連邦運輸デジタルインフラストラクチャー省(BMVI)は3月1日から、水素・燃料電池技術に関する国家技術革新プログラム(NIP 2)の枠組みにおいて、新たな助成プログラムを始動する。水素・燃料電池の分野で製品化された技術の普及を支援するもので、助成申請の受付を開始した。BMVIはNIP 2向けに2017~2019年に約2億5,000万ユーロの予算を確保している。
対象となるのは、◇車両(陸路、鉄道、水路)とロジスティクスにおける特殊車両およびそれに付随する燃料供給インフラ◇水素を生成するための電解装置(エレクトロライザー)◇非定置用コジェネレーション装置(熱電供給システム)◇過疎地など基幹インフラが整備されていない地域などにおける自家発電装置――で、1番目の車両については、公共交通機関の燃料電池車両と3台以上の事業用車両に重点を置く。市町村および民間企業が申請することができる。