ドイツ乗用車新車登録、2月は2.6%減少

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3月2日発表した2017年2月の国内乗用車新車登録は24万3,602台となり、前年同月に比べ2.6%減少した。2月は前年同月に比べ営業日が1日少なかったことが減少の一因。1~2月の累計は、前年同期比3.5%増の48万5,001台だった。

ブランド別では、ドイツ勢はMINI(15.0%増)が2ケタ増となったほか、アウディ(4.2%増)、ポルシェ(2.4%増)、フォード(0.5%増)も前年同月を上回った。スマート(21.6%減)、フォルクスワーゲン(VW)(18.6%減)は2ケタ減と大幅に落ち込んだ。

国外ブランドでは、テスラ(122.0%増)が急伸したほか、アルファロメオ(83.0%増)、サンヨン(48.9%)も大幅に伸びた。

日本勢は、スズキ(55.8%増)、レクサス(49.3%増)、トヨタ(24.4%増)が2ケタ増、日産(5.8%増)、三菱自(0.5%増)も増加を確保した。ホンダ(25.0%減)、スバル(6.7%減)、マツダ(2.5%減)は前年同月を下回った。

燃料別では、ガソリン車が全体の53.7%、ディーゼル車は43.4%を占めた。電気自動車は1,546台(105.9%増)。ハイブリッド車も5,082台(44.0%増)に拡大、このうちプラグイン・ハイブリッド車は1,443台だった。

■ 国内生産・輸出は前年並み

独自動車工業会(VDA)によると、2月の国内受注は前年同月に比べ7%減少、国外受注も5%の減少だった。

輸出は前年同月比5%減の38万700台、国内生産も同7%減の49万2,100台にとどまった。

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