独塗装設備大手のデュルは3日、中国の上海市青浦区にある工場に新たな施設を開設したと発表した。新施設は2012年に開設した工場に隣接しており、総床面積は2万平方メートル、2,500万ユーロを投資した。同社は新たに約800人の雇用を見込んでいる。
新拠点には9,000平方メートルのオフィスエリアのほか、塗装ロボットの検証センターや従業員研修センターなどが入る。これまでドイツでのみで行っていた製品テストが当地でもできるようになる。デュル・チャイナのライナー・シュミット社長は、「今回の増設により青浦区の拠点はエンジニアリングからプロジェクトマネジメント、ソフトウエア開発などを一括して行えるようになる」と述べ、中国事業のさらなる拡充に期待を示した。