VW、印タタと戦略提携で合意

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループは10日、印同業タタ・モーターズと長期的な戦略提携に関する覚書(MoU)を締結した。インド市場に関するノウハウを共有するほか、自動車部品や自動車コンセプトの開発などで協力する方針。今後、詳細を詰めていく計画であり、VWグループではチェコ子会社のシュコダ自動車がプロジェクトを統括する。

VWはタタとの提携により、インド市場など新興国での事業を強化する。VWのミュラー社長は今回の提携について、「世界の様々な地域で長期的(持続可能)かつ利益を確保する成長戦略を実施していく」と述べ、今回の提携に期待を示した。タタはVWとの提携を通して技術力を強化するとともに、国外市場の開拓を進めていく。