独プラスチック加工大手のロシュリンググループは13日、自動車部品子会社のロシュリング・アウトモティブがニーダーザクセン州のパイネ工場に新生産棟を増設したと発表した。新生産棟では大手自動車メーカー2社向けの樹脂部品を生産する。
パイネ工場では生産能力の上限に達していたため、新生産棟を建設した。新生産棟の床面積は1,800平方メートル。50トンのクレーンや、材料供給設備、乾燥設備などを導入した。パイネ工場では昨年春に物流棟を開設しており、今回の生産棟建設と合わせ1,360万ユーロを投資した。パイネ工場は現在、従業員約350人が勤務しており、年2,700万個の部品を生産している。
ロシュリング・アウトモティブは、車体の下につける被覆部材(アンダーボディーパネル)やエンジンのアンダーシールドなどを生産しており、世界全体で4,700人の従業員を抱えている。