独シクスト、大幅な増収増益

独レンタカー大手のシクストは15日、2016年通期決算の税引き前利益(EBT)が前年比17.9%増の2億1,830万ユーロとなり、過去最高を記録したと発表した。EBTが2億ユーロを超えるのは今回が初めて。

売上高は前年比10.7%増の24億1,000万ユーロ。レンタル事業が11.4%増の15億3,000万ユーロと、市場の平均を上回る成長となった。国外市場における旺盛な需要がレンタル事業の大幅増収に寄与した。レンタル事業の売上高に占める国外市場の割合は53.3%(前年:49.2%)に拡大した。リース事業の売上高は前年比3.7%増の2億1,930万ユーロだった。

シクストのエーリッヒ・シクスト社長は2016年の好業績を認めるとともに、同社のイノベーションへの取り組みを強調した。携帯アプリを通してレンタル予約から返却までの全工程をネットでできる「シクスト・ファストレーン(Sixt fastlane)」をはじめ、業界を主導するイノベーション技術を活用した多様なサービスを提供している、と語った。

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