英自動車工業会(SMMT)が3月23日発表した2017年2月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は前年同月比8.0%増の15万3,041台に拡大した。輸出が13.4%増の11万8,898台と好調で、国内向けの減少(3万4,143台、7.4%減)を補った。1~2月の累計は前年同期比7.8%増の30万1,004台となり、2002年以降で初めて30万台の大台を超えた(2002年:30万1,747台)。
2月の商用車生産は、前年同月比6.3%減の7,940台に低迷した。2015年と2016年の生産が好調だったことの反動や前年同月に比べ営業日が少なかったことが減少の一因。1~2月の累計は、前年同期比1.3%増の1万5,442台と堅調だった。2月の生産のうち、輸出が15.6%増の5,147台と好調だった。輸出向けは2月の生産で約65%を占めている。国内向けは30.5%減の2,793台と大きく低迷した。
2月のエンジン生産は、前年同月比3.0%増の23万7,803基に伸びた。全体の6割弱を占める輸出は5.5%増の13万5,944基だった。国内向けは0.1%減の10万1,859基と、ほぼ前年並みの水準だった。