独エダック、大幅減益に

独自動車開発・設計会社のエダック(EDAG)では2016年の営業利益(Ebit)が前年比40%減の4,380万ユーロとなったもようだ。5日付けの業界紙『オートモビルボッヘ』(オンライン版)が報じた。Ebitベースの売上高利益率は10.1%から6.1%に大きく悪化した。売上高も前年比1%減の7億1,500万ユーロに低迷した。

大幅減益の背景にはフォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題がある。VWは開発部門の構造改革を実施しており、この影響で設計業務などのエンジニアリング需要がまだ回復していない。

エダックのユルゲン・フォークト財務担当取締役は2017年について、売上高で5%の成長、売上高Ebit率で6~8%を見込んでいる。2017年は、ポートフォリオの拡大とともに、エレクトロモビリティなど新分野の事業を強化していく。

上部へスクロール